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UiPathテスト自動化でできること・必要なライセンス

ロボットによる業務改善 IT
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情報システム部門・RPAチームの皆様いつもお疲れ様です。

SIerで働くがんちゃんです。

中小企業・大手企業の業務効率化や省人化の話題となりますとRPAの話は欠かせません。RPAを利用していない会社は少ないのではないかと感じています。

RPAの代表的なソリューションとしてUiPathやWinactor、BluePrismなどがありますが、ある程度デスクトップで利用する単純業務やデータ連携の活用は進みきり、新たな領域での自動化が必要とされています。

そこで本記事では、RPAの中でも世界的にトップシェアを誇るUiPathにて新たな使い方であるUiPathテスト自動化(UiPath TestSuite)についてできることや必要なライセンスをまとめてみました!

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UiPathテスト自動化でできること

UiPathによるテスト自動化(UiPath TestSuite)でできることが主に3つとなります!

  1. システム・アプリケーションテスト
  2. モバイルテスト
  3. RPAテスト

開発したものへの品質確認の自動化となり、開発工数の削減や開発したシステムの品質向上につながります。

IT化・DX化によりシステム開発の重要性が増す中、スピーディーかつ高品質なシステムが求められるようになりました。特に利用するSaaSのバージョンアップなどにより画面や機能が高頻度で変化しており、手動でのテストにも限界が近づいています。

その中でUiPathは直感的なインターフェースと強力なワークフローにより、エンジニアが簡単かつ手軽にテストを実行できる環境を提供しています。また、UIでのテストケースの作成だけでなく再利用可能なスクリプトが作成されるため、エンジニアのスキルをそのまま活かすことができます。

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UiPathテスト自動化で必要なライセンス

営業マンやRPA担当者が迷われるライセンス構成について整理してみました。UiPathテスト自動化(UiPath TestSuite)では次のライセンスが必要になります。

ライセンス名機能
UiPath-Flex-Automation Developer-Named Userテストケースの開発ライセンス
UiPath-Flex-Unattended Robot-Testテストケースの実行に必要なロボットライセンス
※AttendやUnattended Robotライセンスにはないテストロボットの機能があります。
※バックグラウンド実行
UiPath-Flex-Test ManagementUiPathテスト自動化(UiPath TestSuite)を利用するために必要なプラットフォームライセンス
UiPath-Flex-Test Manager-Named User※Named Userライセンスを持たないユーザーがテスト分析結果を確認するために必要なライセンス

基本的には上記ライセンスのみで問題ございません。

次に必要とされるUiPathのコンポーネント(機能群)です。

引用)UiPath テストの悩みロボットが解決!テスト自動化ソリューション(https://www.uipath.com/resources/automation-brochures/test-manager-brochure-ja
コンポーネント名機能
Studioワークフロー・テストケースの開発
Test Robotテストケースを実行するロボット
OrchestratorStudioやRobotの統合管理・ログ情報の保持
Test Managerテスト実行に関する統合管理(分析や結果・ダッシュボード機能を保有)

これらがあればUiPathテスト自動化を始めることができます!

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Autopilot for Testerでさらなるテスト自動化を実現

UiPathは年に1回メジャーバージョンアップを行なっています。最近のアップデートは2024年7月1日に2024.10.1のバージョンがリリースされました。
https://docs.uipath.com/ja/activities/other/latest/ui-automation/release-notes-uipath-uiautomation-activities-v24-10

本バージョンアップではAutopilotと言われるGeneration AIを搭載した新機能がリリースされ、テスト自動化でも活用できる機能となっています。

Autopilot for Testerの機能

Autopilot for Testerでできることは次の4つになります。

  • 用意された要件定義書・テスト設計書をもとにテスト品質の評価
  • テストステップの作成
  • 上記ドキュメントによりRAG型のAIモデルの作成とテストケースの作成
  • テスト結果の自動分析

これらによりUiPathテスト自動化(UiPath TestSuite)だけでなく実行に必要なステップやテストケースを自動的に生成します。これらにより品質工程の効率化を実現することができます。

Autopilot for Testerの注意点

UiPathテスト自動化(UiPath TestSuite)におけるAutopilotの注意点が2つあります。

1つは利用する環境(デプロイメント)をAutomationCloudにする必要があります。Autopilotが利用できる環境がAutomationCloudのみであるためです。

もう1つは、Named Userに付与されるAutopilotへのリクエスト回数は月当たり600回であることです。評価やテストケースの作成など各工程で1リクエストずつ消費します。600回消費後は 1日に5回分のリクエストを付与されるため、利用頻度等は気を付ける必要があります。
https://docs.uipath.com/ja/autopilot/other/latest/user-guide/about-autopilot#consumption

まとめ

UiPathの活用の仕方はRPAという業務の自動化だけに止まらなくなりました。テスト自動化単独で提供されるソリューションもありますが、UiPathの中で機能として提供されると既存のロボットや業務含めて親和性がとても高いですね。

さらなるテスト自動化の可能性があれば随時更新していきたいと思います。

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