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BIG4コンサルとは?特徴と各社の違いを解説

ビジネス
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みなさま本日もお仕事お疲れ様です!

SIerで働くがんちゃんです!

IT関係で働いているとコンサルの話にも触れることがあります。事業構想から業務改善、個別プロジェクトとITとコンサルは密接に関わっていると感じます!

そこで本記事ではITとも密接に関わりがあり、就活ランキングでも上位に入るコンサルファームのBIG4コンサルについて解説していきたいと思います!

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BIG4コンサルとは?その歴史と存在意義

BIG4は、世界的に有名な4つの会計事務所グループ(PwC、デロイト、KPMG、EY)を指します。そして、各社のコンサル事業を展開するファームにおいてもBIG4コンサルと呼ばれています。

BIG4コンサルは、戦略、経営、IT、税務、監査など幅広い分野でクライアント企業にサービスを提供しています。

彼らの存在意義はクライアントのビジネス成長と持続可能性を支援することですが、もともとは会計事務所として財務や税務に関する業務代行や支援、決算書の正確さを確認する監査業務などを主としていました。

そして、財務・税務・監査を通じて得た情報をもとに経営方針・課題解決への助言・提言を行うコンサルティング領域も手がけるようになっていたのです。

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PwC、デロイト、KPMG、EYの特徴比較

PwC、デロイト、KPMG、EYはそれぞれ異なる特徴や強みを持っています。

PwC

PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は、イギリスのロンドンに本拠地を構える監査法人であり、世界157国に事業を展開するビジネスコンサルティングファームです。世界に約364,000名ほどの専門スタッフを抱えており、「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」というPurposeを掲げています。

さらに、日本においてはPwC Japanグループという関連会社を総称したグループが存在しており、その主要会社は13社に上ります。

PwC Japanグループではコンサルティング・監査、保証・ディールアドバイザリー、税務、法務サービスを展開しています。

各サービスに代表的なファームが存在しており、監査ではPwC Japan有限責任監査法人、税務においてはPwC税理士法人、戦略コンサルにおいてはPwCコンサルティング合同会社がビジネスでもよく聞くファームになります。各ファームはPwCブランドの元にサービスを展開しています。

その中でもBIG 4コンサルの一角であるPwCコンサルティング合同会社の特徴をまとめてみました。

  • 人員: 約4500人の専門家が在籍
  • 経営戦略: メタバースやデジタル体験を通じて顧客のニーズと期待を理解し、ビジネス戦略を設計・実行。また、売上の7割をプライオリティアカウントで確保することを目指している。さらに、経営戦略の実行をスピード感を持って対応することを掲げている。
  • PwCコンサルティングの強み: グローバルネットワークと各業界に深い知識を持ち、多国籍企業の業務に対する専門知見を有している。多様な分野へのサービス展開していることから顧客のニーズに合わせて専門スタッフを統合的にアサインできること。
  • 戦略コンサルティングとしてのブランド: 伝統的な戦略コンサルティングのサブブランドとしてStrategy&と統合的な動きを行うX-value&Strategyを設けている。
  • 組織構成: 企業戦略・事業戦略といった上流工程からERP導入やデジタル化、業務改善といった下流まで手がけることができる。組織はインダストリーカットで配置。近年はマトリックスでの動きではなく、組織横断でプロジェクトを組成することを提唱している。

PwCおよびPwCコンサルティングを理解するにはまだまだ情報は必要ですが、こちらのYoutube動画がとても参考になりましたのでご参照ください。
みながわ.Rちゃんねる【Big4コンサル】PwC解説!年収、人事評価、福利厚生、経営戦略、リファレンスチェック https://m.youtube.com/watch?v=GX98t3k1l-k

デロイト

デロイト(デロイト・トウシュ・トーマツ)は、ロンドン発祥・ニューヨークを本拠地と構える世界4大会計事務所の1つになります。世界150カ国のネットワークを有しており、スタッフは約457,000人を誇ります。Purposeとしては、「新たな道を切り開いていく存在」を掲げています。

日本においては、デロイト トーマツグループとして専門スタッフ20,000人を抱え、日本市場にサービスを展開しています。調査したところでは、グローバルのデロイト・トウシュ・トーマツと資本上の親子関係やなく完全に独立した会社のようです。

デロイト トーマツグループではそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。

デロイトのホームページより各分野ごとの会社・組織図があり、他のBIG4に比べて組織が細分化されている印象を受けます。

デロイト トーマツ グループの構成 https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/organizational-structure.html

この中でもBIG4コンサルの一角としてコンサルティング領域を手がけるのがデロイト トマーツ コンサルティング合同会社(以下、DTC)になります。BIG4コンサルの中でも最大の人員とNo.1の売上規模を誇ります。DTCの特徴は以下のようになります。

  • 人員: 5,324人ほどの専門家が在籍
  • 経営方針: DTC Value 2030を掲げており、ヒト・モノ・カネ・情報に加えて「コミュニティ・キャピタル」という想いで結ばれ合う同志の「繋がり」を追求する。
  • DTCの強み: 「サービスの提供領域が極めて広いこと。」経営戦略や事業戦略といった上流工程だけでなく業務改革といった実行にまで踏み込んだ支援を行う。
  • 戦略コンサルティングとしてのブランド: DTCではコンサルティング領域でもさらに細分化して組織を構成している。①コンサルティング(経営戦略・事業戦略・M&A)②カスタマー・マーケティング(マーケティング戦略)③コアビジネスオペレーションズ(テクノロジー基盤の変革)④ヒューマンキャピタル(HR領域)⑤エンタープライズテクノロジー・パフォーマンス(IT領域)
  • 組織構成: インダストリーと上記①–⑤の領域カットで組織をマトリックス形式に配置

また、DTCでは外資系企業のように昇進or退職といった成績や力量による選択を迫ることはなく、DTCで一人前の人材を育てようとする考えがあるようです。現在の代表取締役である佐瀬 真人氏もプロパー出身のようです。

KPMG

KPMG(クリンヴェルド、ピート、マーウィック&ゲルデラー)は監査(Audit)、税務(Tax)、アドバイザリー(Advisory)サービスを提供するプロフェッショナルファームです。世界143カ国に約273,000人の専門家を擁し、会計と経営コンサルティングを主力としています。Purposeとしては「社会に信頼を、変革に力を。」と掲げておりイノベーションを想起させるようなものとなっていますね。

KPMGでは、監査、税務、アドバイザリーの3分野に区分しているようです。

日本においてはKPMGジャパンという日本におけるメンバーファームがあります。コンサルティング領域においてはKPMGコンサルティング、監査領域においてはあずさ監査法人などと3分野を9つのファームに分けてサービスを提供しています。
※KPMGコンサルティングはKPMGマネジメントコンサルティングとKPMGビジネスアドバイザリーを2014年に統合して誕生

BIG4コンサルの一角であるKPMGコンサルティングについては日本資本で経営されており、グローバルの意思決定に影響されないようです。KPMGコンサルティングの強みや特徴は下記になります。

  • 人員: 1,795名のスタッフが在籍※専門家数不明
  • 経営方針: 攻めの「マネジメントコンサルティング」と守りの「リスクコンサルティング」の両輪でクライアントの成長を支援。デジタルやデータをもとに経営戦略や新たなビジネスモデルの確立を支援。
  • KPMGコンサルティングの強み: 多種多様なバックグラウンドを持つ人材が少数精鋭で集まり、企業全体を良くしようとする動きが早いこと。セキュリティ・リスク領域においては他社よりも注力である。
  • 戦略コンサルティングとしてのブランド: アドバイザリーの範囲として①事業変革②テクノロジートランスフォーメーション③リスク&コンプライアンスを主軸としているようです。この他にも海外支社支援やRPA支援などかなり幅広く対応しているような印象を受けます。
  • 組織構成: 業種別カット「セクター」と上記の「サービスライン」をもと組織を組成。手を挙げれば多種多様なプロジェクトにも参画しやすい。

企業HPをみましたところ、他のBIG4コンサルに比べてもより現実的かつ持続性の高い支援を行う印象を受けました。

EY

EY(アーンスト・アンド・ヤング)はロンドンを本拠地として会計・財務・コンサルティングにおいて多くのプロフェッショナル集団を抱える企業になります。現在は150カ国に約270,000人のスタッフを抱えています。Purposeとしては「Building a better working world ~より良い社会の構築を目指して」と掲げており、EYとしてもイノベーションを想起させるようなパーパスになっていますね。

日本においはEY Japanと総称したメンバーファームがあり、コンサルティング領域においてはEYストラテジー・アンド・コンサルティング、監査・保証においてはEY新日本有限責任監査法人などが存在します。

※強み等は現在調査中

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BIG4コンサルのグローバルネットワークと影響力

BIG4コンサルは世界中に広がるグローバルネットワークを持っており、多国籍企業や政府機関に影響力を持っています。彼らのネットワークを活用して、クライアントに最適なソリューションを提供しています。

BIG4コンサルの成功事例とクライアント企業

BIG4は多くの成功事例を持っており、クライアント企業の成長や課題解決に貢献しています。

例えば、PwCはグローバルな企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、デロイトは新興市場での戦略的な進出をサポートしています。KPMGはサプライチェーンの最適化に力を入れ、EYは持続可能性と環境問題に焦点を当てています。

BIG4コンサルのキャリアパスと年収

BIG4コンサルでのキャリアパスは、アナリストからパートナーまでの段階的な昇進を含みます。年収は経験、役職、地域によって異なりますが、高い収入を期待できます。

まとめ

BIG4コンサルについては概要を掴むだけでなく、事例としてどのような案件を手掛けてきたのか、成功に導かれた要因として各社でどのような動きを行ったのか確認する必要があると感じました。

恐らく、BIG4コンサルが手がけている領域は近しいです。分野ごとにどれだけの知見やノウハウがあるのか引き続きまとめていきたいと思います。

▼参考
PwC Japanグループ https://www.pwc.com/jp/ja.html
デロイト トーマツ グループとは https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/about-deloitte.html
DTC Value 2030 https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/dtc-value-2030.html
KPMGについて https://kpmg.com/jp/ja/home/about/kpmg.html

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