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ビジネスの中で生成AIを活用する事例10選

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※本サイトには広告を含む記事があります。

情報システム部の皆様、業務改革を目指しているご担当者様、お疲れ様です。

SIerでシステム営業を行なっているがんちゃんです。

2022年12月にリリースされたChatCPTによりAI活用の兆しが高まっていますね。

AI活用といえば「DX Suite」や「スマートOCR」といったAI-OCRの印象が非常に強かったイメージですが、最近ではAIがよりクリエイティブなものに感じています。

AI-OCRとはAIによる学習で識字率を高め、手書きまたは印字された紙ベースの文書を電子情報に変換する仕組みのことです。

その他、画像認識や製造業における薬品の配合システムなどは耳にしたことがありますが、我々の仕事に大きな変化が起きるのはまだまだ先ではないかなと思っていました。

読者の皆様も同じ感覚だったのではないでしょうか?

しかし、現在ではChatGPTをはじめとした生成AIの登場により業務への向き合い方が変革し始めていると感じています。

そこで本記事では、さまざまな生成AI活用の具体事例を集めて皆様の今後の活用の材料にしてもらいたいと思います!

ビジネスパーソンのためのChatGPT活用大全: 毎日の仕事が一気に変わる!
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生成AIとAIの違いとは?

まず、生成AIについて理解を深めたいと思います。

生成AIとはジェネレーティブAIと呼ばわれており、AI自体がオリジナルコンテンツを作成できる能力を有しています。

ChatGPTのテキストのやり取りや画像生成AIにより制作された美女なんかもまさに生成AIにクリエイトされたものですね。他にもテキストからテキストを作成するものもあれば、画像から映像を作成する生成AIなどインプットとアウトプットにも大きな幅があります。

対して、従来のAIは大量データの学習によりデータの分析や判断を行ったり、データをもとにタスクを自動化する能力を有しています。

先ほど冒頭でお話ししたAI -OCRも文字の大量学習により高い識字率を獲得してデータ化しています。

ロボヲ
ロボヲ

生成AIによってヒトがAIからインプットを受けるようなシーンが増えたということですね!

生成AIは従来のAIと異なりオリジナルコンテンツを作成しますがこちらについては注意が必要となります。代表的なものとして①ハルシネーション②著作権問題が挙げられます。

ハルシネーションとは、生成AIが膨大なデータを学習して最もらしい回答を行うがその真偽の判断がない状態を指します。そのため、生成AIから生まれた情報に対して最終的には人間が確認・判断をする必要があります。

皆様も生成AIに質問をした際に微妙に違うな、、、と感じたことはございませんでしょうか?

生成AIも学習した年までの解答しかできないといったことや文と文のつながりで最も確からしいもので文章を作成しているため、誤った情報を解答することがあります。

そして、著作権問題については利用許諾を得ていないデータを生成AIが利用することによる著作権の侵害や生成AIにより作成したコンテンツへの著作権を主張できないことが挙げられます。

サービスや環境によって情報の信頼性や権利は異なりますが、ビジネス問わず生成AIを利用する上で常に注意しておく必要があります。

世界一わかりやすい ChatGPTマスター養成講座[ニュースで話題の最新AI!] (マスター養成講座シリーズ)
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ビジネスに生成AIを活用する事例10選

ここからは実際にビジネスの中で利用できる生成AIの活用事例を紹介していきたいと思います。特化したものから汎用的なものまで幅広くお伝えしていきます。

活用事例1:メール文の作成

まず1つ目のビジネスシーンとして、新規作成はもちろん相手先から受信したメール文を元に生成AIを使って送信用のメールを作成することです。

例えば、メールの口調は軽快なのか堅苦しい雰囲気なのか、表現の仕方は具体的なのか抽象的なのかと文章そのもののトーンを指示することができます。

利用する際には具体的に記載してほしい情報をこちらから指示する必要があり、予定や期限といった日付の情報からお金に関する情報、話題などを具体的に明示します。

機密性の高い情報を扱わず個人情報流出の可能性を十分に注意すれば、ブラウザベースかつ特別な環境を用意することなく業務で活用できる事例となります。

新人の方がビジネスマナーを意識したメール文を作成する際の壁打ち役にもぴったりですし、生成AIをメールの指南役として期待できます。

活用事例2:ランディングページ説明文の作成

次に生成AIではユーザーに興味・関心をもたせる(商品)説明文を作成できます。

製品の特徴やキーワード、どのようなユーザーに関心を持ってもらいたいかをプロンプトで提示して説明文を生成します。

ページによっては500–1000文字程度の文章になるため、検討するにも時間がかかります。その素案を数分で作成してくれるのは非常にありがたいですね!

ビジネスにおいては文章を作成するシーンは多々あります。製品サイト・ラインディングページはもちろんSNSでの投稿文やプレスリリースの作成にも活用が可能です。

Open Hub BaseのChatGPT活用に向けたワークショップでも、実際にイベントのランディングページ説明文や案内文・キャッチ画像を全て生成AIで生成したようです。

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昨今大きな話題となっている生成AI。ビジネス活用に期待が高まる一方、急激な発展に不安を感じる声も。そこでOPEN HUB Baseは生成AIのワークショップを開催。異なるアセットを持つ企業横断のメンバーが集い、活用アイデアの糸口を探りました...

機密情報が特にないようであればメール文作成と同様にブラウザベースでの利用で問題ないでしょう!

活用事例3:キャッチ画像の作成

DALL·E 3やBingのImage Creatorを使うことでデザイナーでない方でも簡単にイラストを作ることができます。

イラストのトーンやイメージを指定してプロンプトを提示するだけでイラストが出来上がります。先述のように、ランディングページに合うキャッチ画像からプレゼン資料に載せるイラストまで自由自在に作成できます。

特にビジネスにおいて商用フリーで最適な画像を見つけるにはかなり時間がかかります。そんなシーンを画像生成AIで解決できます!

画像生成AIの素晴らしいところは細かな色の修正や見た目の変化をバリエーション多く同時に提示できることです。少しだけ髪の印象を変えてほしい、トーンを淡くしたいといった変化も簡単に行えます。

実際、私も画像生成AIを使ってセキュリティをテーマにした資料に使えそうなイラストを作ってみました。

注意すべきことは画像生成AIは著作権や商用利用可能かといった権利の観点になります。画像生成AIによって利用条件が異なりますので、利用するときには事前に確認してください。

こちらは、SNSで利用できそうなイラストを作成してくれる商用利用可能な「AIイラストくん」について記載した記事になりますのでぜひ読んでみてください。

活用事例4:お問い合わせ業務の自動化

生成AIに社内規則や製品のQA情報を学習させて、お問い合わせ業務を自動化することができます。

基本的にメールや内線・チャットなどでお問い合わせを受け付けると思いますが、作業を中断させる原因や精神的な負荷になりがちです。可能であればシステム化したい業務ですよね・・・

そこで生成AIに受け付けたお問い合わせ情報に対する回答を作成してもらい、コスト削減や従業員の精神的負荷を削減してモチベーション向上を図ります。

生成AIを使ってお問い合わせ業務を自動化するには、チャットボットやWeb画面(フロントエンド)を用意してユーザーからお問い合わせを受け取る窓口とその回答を作成させるための学習データが必要となります。

また、学習データについては雑多な情報が含まれる可能性があるため、学習データを要約してインデックス化することで回答精度を高める仕組みを組み込みます。このような仕組みを作ることでお問い合わせに対して精度高い回答を自動的に行うことができます。

ただし、利用に際しては環境面で注意が必要なんですよね?

そうです!生成AIに学習させるデータについては社外秘扱いになるようなものが多いため、社員のみが利用できるクローズドな環境を用意する必要があります!最近ではChat-GPTと親和性が高いプライベート環境のAzureを用意してその中で独自のChat-GPTを用意する、そんな利用実績が増えているようです。

ロボヲ
ロボヲ

ここまで行って初めてセキュアに生成AIを利用できるんですね!

活用事例5:新製品・新サービス・機能のアイデア出し

マーケティング・商品開発業務でも生成AIを活用することができます。それがアイデア出しです。

従来のAIはこのアイデア出しというジャンルが最も苦手とされていた能力でした。この新しいアイデアを作り出すという分野においては「やはり、ヒトを超えることができない」なんてさまざまな企業から言われていたくらいです。

しかし、パナソニックホールディングスや小林製薬といった国内大手企業でもビジネスや製品のアイデア出しとして生成AIをいち早く取り入れ、活用を進めているようです。※参照「【10月最新版】ChatGPTを導入した日本企業の活用事例80選・24業種を徹底調査!

【12月最新版】ChatGPTを導入した日本企業の活用事例84選・24業種を徹底調査!
【ChatGPTの企業活用事例集の決定版!】ChatGPT(チャットGPT)の導入を検討している企業の方は必見!ChatGPTを導入・活用する日本企業の事例を徹底調査し、企業名及び活用方法まで詳しくご紹介します。

生成AIから生まれたアイデアが商品化されて我々消費者へ届くのはまだ少し先かもしれません。しかし、ヒトにはないアイデアが誕生する可能性があると思うと非常ワクワクしますね。

このアイデア出しとして生成AIを利用する場合、基本的な利用の仕方はメール文を作成するものと同じでしょう。しかし、機密性の高い情報を扱っているため、社内で利用できるクローズドな環境が求められます。

活用事例6:顧客提案・カスタマーサービス

今までは顧客へ最適な提案を行うのは多くの知識と経験を兼ね備えた営業マンの仕事でした。しかし、生成AIの誕生によりこの考えも変わってくるかもしれません。

生成AIにパーソナライズされた顧客情報・ニーズをインプットすることで最適な提案やサービスを提示してくれます。これはセールス前後どちらでも活用されています。

実際に不動産・賃貸紹介サービスとして生成AIが組み込まれて使われているようで、顧客が希望の物件をテキストで入力すると生成AIが大枠を捉えて理想的な物件を紹介するようです。

また、海外大手旅行サイトExpediaでも顧客が行きたい場所やホテルのグレードなどを入力すると旅行プランを提示してくれる仕組みを取り入れているようです!

このように顧客に利用してもらうことを想定した場合、サービスのフロントエンドと提案するサービスの詳細な情報をインプットデータとして利用します。また、場合によってはSFAやCRMといった顧客の情報を取り扱うシステムと連携する可能性もあります。

当然のことながらSFA・CRMのグローバルリーダーであるSalesForceでも従来からサービス提供されていた「SalesForce Einstein AI」に加えて生成AIを組み込んだ「Einstein GPT」も提供されています。プレスリリースを確認すると、生成AIによりハーモナイゼーションされた顧客データを元にサービス応対やコンテンツ作成を行っているようです。

(データ)ハーモナイゼーションとは、複数のソースからデータをまとめて1つのデータソースであるかのように連携させることを意味します。※参照 SalesForce「ハーモナイゼーションの概要

活用事例7:自然言語処理の自動化

文書の要約や校正・翻訳業務などは生成AIに置き換えることができるかもしれません。

上記内容については生成AIが登場して早々に活用が見出された分野になりますね。要約する際の文字数を指定したり、校正のルールを指定して文章を直すことも可能です。

しかし、Chat-GPTに校正をさせてみたという下記の記事を拝見しますと一定の修正力はあるものの、直し漏れが発生しているようです。

ChatGPTに文章を校正させてみた
昨今話題となっている生成AI。 この記事では生成AIのひとつであるChatGPTに文章の校正をさせてみた結果をレポート形式で紹介します。 また、校正ツールとして評価の高い「文賢」とChatGPTによる

また、テキスト化された自然言語処理だけでなく音声の文字起こしにも生成AIの活用が広がっています。2022年月にOpenAI社よりリリースされた「Whisper」では、Webで集められた68万時間の音声データを学習させて精度高い文字起こしを実現しているようです。

現在日本語の文字起こし精度はスペイン語・イタリア語・英語・ポルトガル語・ドイツ語につぐ6番目に位置付けられています。日本での活用が今後期待されるものですね。

利用する際には、機密性が高いアイデア出しと同じく社内でのみ利用できるクローズドな環境が必要になります。

ゼロからはじめる なるほど!ChatGPT活用術 ~仕事の効率が劇的に変わるAI使いこなしのヒント
ゼロからはじめる なるほど!ChatGPT活用術 ~仕事の効率が劇的に変わるAI使いこなしのヒント

成功事例8:技術文書・特許業務の支援

成功事例7を少し発展させた使い方になりますが、技術文書や特許業務においても生成AIを利用することができます。

少し専門的な要素も入っていますが、特許項と呼ばれる特許の範囲の明確化やその説明文の作成での利用をはじめ、見落とされていた先行研究の発見により出願が却下されることを事前に防ぐことができるようになります。

また、既存の特許情報を分析することで特許侵害の可能性を早期に確認でき、訴訟リスクなどを回避するような試みも可能です。

Tokkyo.Ai
企業内プライベート特許検索

まだまだ独自の環境を構えて利用しているという実例は少ないですが、生成AIを使って特許業務をサポートするサービスも展開されているようです。

成功事例9:プログラミング

最近ではコード生成AIというカテゴリーまで誕生しているほど利用が広がっているようで、生成AIではプログラミング業務でも活用できます。

私のようにプログラミング初心者でも生成AIに日本語のプロンプトを送ってコードを書いてもらいました。

するとものの5秒もしないうちにコードを提示してくれました。

ロボヲ
ロボヲ

これはいよいよすごいところまで来ましたね。プログラマーの敷居がグッと下がった印象です

オウンドメディアを持ちマーケティング部門で運用しているようなケースでもプログラマーいらずの活用が期待できそうですね。

ただし、生成AIが文脈を正確に理解し、適切なコードを生成するためには高度な訓練が必要です。

訓練データに偏りがあると、生成されるコードにもそれが反映される可能性があります。品質管理が不十分であれば、生成されたコードが期待通りに機能しないことがあります。

また、生成AIは学習時のデータに基づいているため、最新の技術やライブラリ、ベストプラクティスに関する知識が欠如している場合があるようです。やはり、品質面ではまだまだ安心しきることができないようなので、利用する際にはヒトの最終チェックは必須かもしれませんね。

成功事例10:パワポ資料作成支援

社内・社外ともに資料を作成する機会は多々あります。また、資料作成といっても手掛けた時間に比例してクオリティが右肩上りするわけではありません。

つまり、ある程度のクオリティを担保しつつ、作成時間を抑えることが資料作成では重要となります。

ChatGPTでは直接資料を作成することはできません。そのためビジネスで活用する場合では資料の構成考えてくれる支援ができる範囲になるでしょう。

そこでさらに「Tome」という資料作成をしてくれる生成AIを利用します。

Tome — Business presentations that persuade
Create more effective presentations, faster. Tome's AI, personalization tools, and analytics make it easy to create sale...

Tomeでは、作りたいスライドを日本語のプロンプトで提示するとタイトル・文章・その説明にあった画像を同時に作成してくれる優れものになります。

筆者自身もまだまだ使ったことがないので、ChatGPT+Tomeの組み合わせで資料作成業務をより簡素化できることを期待しています!

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生成AIを自社で活用していくには

もちろん成功事例から自社業務への適用を考えるのも1つの手ですが、会社によって具体的に適用する方法は異なります!

そのため、ビジネスマンとして生成AIを手段・ツールとして正しく理解することが求められます

生成AIの力を最大限に活かすにはその可能性に対して学習することが重要です。実際、生成AIはビジネスや我々の生活に革命をもたらしているものの、その知識に対しては表面上の知識が飛び交っています。

生成AI 社会を激変させるAIの創造力
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AIの基本から最新の応用まで『生成AI 社会を激変させるAIの創造力』では幅広いトピックを網羅しています。AIの基礎知識を持つ読者にとっても、初心者にとっても有益な情報が満載です。

また、生成AIの倫理・法律上の側面やセキュリティの問題にも焦点を当て、AIの発展がもたらす潜在的な課題についても議論します。AI技術の未来について考え、その可能性を最大限に活用するための洞察を得るためにぜひ読んでほしい一冊です。

まとめ

こちらの長文をお読みいただきありがとうございました。

生成AIをビジネスに統合する際には、自動化・効率向上・創造性の拡大が期待されます。高度な文章生成や問題解決の支援によりタスクの迅速な処理が可能となり他の業務に時間を割くことができるようになります。

ただし、品質管理とエシカルな利用が不可欠です。生成AIの黎明期にあたる今、利用する我々ビジネスマンのリテラシー・判断力も求められます。

日々ビジネスシーンでの活用事例を学び、正しい使い方を理解する必要があるかもしれません。

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