本記事を読んでいただき、ありがとうございます。
ソフトウェアメーカーで営業3年・マーケ2年を経験して、現在大手SIerで営業職として働いているがんちゃんです!
私も社会人になって7年目となり、皆さんと同じように売上達成に向けて活動しています!
ソフトウェアメーカーでは年間400–500の商談を行い、現場の方から情報システム部門の方まで本当に多くの方々と会話を重ねてきました。社会人生活に必要な知識や経験を得ることができ、非常に貴重なものだと感じています。
今では自社ソフトウェアだけに捉われずMicrosoftやSalesForceといった企業へ広く浸透している製品からトレンドでもあるChat-GPTなどAI領域の営業活動も行なっています。これぞまさにSIerって感じですね!
元々は文系・経営学部という知識ゼロからの状態でしたが、数千の商談をこなすと当然ながら情報システム部門の方や現場部門の方とも対等に会話できるようになり、自分のキャリア成長を考えることができるようになりました。
最初はお客様が何を言っているのか全然わからなかったらしいですね(笑)
システム営業マンあれば当然のことですが、我々が商談を行うお客様は情報システム部門の方がほとんどですよね。商談の中では課題へのディスカッションや製品へのQAを行う際にはIT用語や専門的な知識が飛び交います。
そのため、ITへの知識が不足しているとお客様の課題を正しく捉えることができなかったり、システムに対する正しい情報を提供することも難しかったりします。
そこで本記事では、システム営業マン・IT営業マンが情報システム部門の方と対等に渡り合うために必要なITの基礎知識を理解できるオススメの本を3つほどご紹介します。(これだけは最低限抑えたほうが流石に良いぞという意味も込めてます!)
まずはお客様と対等に話せるようになるための書籍を通じて勉強やインプットする機会を作ってみましょう!
ITの基礎知識を理解できるオススメの本3選
ITの知識を正しく理解していくために私も実際に読んでいた本を紹介したいと思います。勉強になるものばかりなのでひとつずつ手に取ってみてください!
『ITの仕事に就いたら最低限知っておきたい最新の常識』
こちらの『ITの仕事に就いたら最低限知っておきたい最新の常識』は、企業向けのシステム営業・IT営業に従事している方であれば必ず読んでほしい一冊になります。
IT業界の全体像から業務の常識、最新トレンドまで幅広く知識を手に入れることができます。
営業や提案活動を行う中でお客様のお悩みや技術的な情報まで断片的な知識が頭の中に入っているかと思いますが、その知識を繋げてくれるような一冊です。
特にIT関係では総合的に知識がないと「そもそも何が課題なのか」「製品を提案したところで本質ではなく全く刺さらない」なんてことがあります。
せっかくお客様、ましてやITの現役プロの方からお話を聞けているのであれば、細かく理解できなくても大枠で何を話しているのか課題を感じているのか理解したいものです。
一度知識をつなげてしまえば後はアドオンで知識を足していくだけなのでまずはこの1冊を手に取って欲しいものです。
『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年』
次は『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和06年』です。
キタミ式の基本技術者シリーズは毎年発行されており、最新の基本技術者情報の試験情報とともに更新された書籍になります。
では、なぜ営業職にこの技術者向けの本をオススメするのか???
それは、情報システム部門の方々は当然のことながら技術者・開発者であることがほとんどだからです。情報システム部門の方々も数年・数十年前までは我々と同じようにIT知識ゼロの状態でした。そこから技術者になるべく勉強してこの「基本情報技術者」の資格をお持ちの方がほとんどです。
つまり、基本情報技術者の勉強や本を理解することが情報システム部門の方々との共通知識や共通言語を獲得する近道になります。
意外とこの考えが抜けている人って多いです!本を通じて「共通認識を持つ」「当たり前のことがわかっている」「目線を合わられる」これができる営業って少ないんですよね。
元々は技術者向けの書籍にはなりますが、技術者が当然のように知っている基礎知識が集約されていると考えるとかなりコスパ良く勉強することができ、すぐに実戦でも役立つと確信しています。
筆者自身も新卒入社時にはITパスポートの資格持っておらず、あまりIT用語を明確に抑えていませんでした。そこから本書籍を通じて試験を受けるようになり勉強をしているとお客様の言葉が明確にわかるようになった次第です!
試験を受けなくても基礎知識を養う土台になりますのでぜひ読んでほしい1冊です。
『図解まるわかりサーバーのしくみ』
『図解まるわかりサーバーのしくみ』は図解まるわかりシリーズのサーバー編の書籍になります。
シリーズの中ではサーバーだけでなくAIやデータベースなどIT周りに関して幅広く取り扱っています。その中で、なぜサーバ編を選んだか??
それは、システムやソフトウェアの提案にはその器となるサーバが必須となるからです。
「サーバーはどんなスペックがいいのか?」「システム間の連携方法は?」「端末がインターネットにつながっている必要があるのか?」といった話題には裏側でサーバーの動きを意識して回答することもあります。
ハードウェア営業でない限りは詳しく勉強する機会もなければ勉強の必要性もあまり高くはありません。しかし、最低限の知識としてサーバへの理解があると他のシステム営業マンと差をつけることができると考えます。また、情シスの方に振られた際に知識を取り出せるような状態にしておくことと信頼されます(これはガチ!)!
最近ではSaaSも増えてサーバスペックを求められるケースも減りましたが、AWS・Azure等のIaaSでもスペックの話は必ず出ます。知っておいて損はない1冊です。
あと、個人的には通信・プロトコル・プロキシ認証周りも一緒に理解しておくと尚強いなと感じます!
まとめ
以上がシステム営業マン・IT営業マンに最初に見てほしいITの基礎知識を理解できるおすすめの本になります。もちろん、上記以外にもおすすめがありますが最初に読んでほしいという要素ではこちらの3冊になります。
知識量UP・基礎勉強だと思ってぜひ読んでみてください。
また、下記記事では「システム営業マンのバイブルとなるおすすめの営業本5選」も紹介していますので、ぜひ気になる方は読んでみてください。